メダカの飼い方

屋外飼育のアライグマ対策!金魚・メダカ・カメを食害から守る方法

屋外飼育のアライグマ対策!金魚・メダカ・カメを食害から守る方法のサムネイル画像

コラムでは各社アフィリエイトプログラムを利用した商品広告を掲載しています。

近年、東京などの都市部でもアライグマの目撃や被害が相次いでいます。

雑食性で様々なものを食べるアライグマが特に好むのが、実は水辺の生き物。街中では庭のビオトープや睡蓮鉢、ベランダに置いたプラ舟などで飼育される、金魚・メダカ・カメなどがターゲットになりやすいため、十分に警戒する必要があるでしょう。

アライグマは前足を器用に使って、蓋を開けたりわずかな隙間から手を差し入れて獲物を捕まえたりすることもしばしばで、力も強いため、重しを置いただけの簡単な対策だけで対抗するのは難しいです。
また一度餌があると覚えられてしまうと、繰り返し侵入される恐れもあるため、被害に遭う前からしっかり対策をしておくことをおすすめします。

今回は、アライグマの生態と屋外飼育で実践したい対策を解説します。捕獲に関する法律上の注意点もご紹介しますのでぜひ参考にしてください。

白く濁る、魚が弱る・・・
水質悪化のサインかもしれません。
水質改善から生体の健康チェックまで全てお任せください!
プロに相談するお見積り・現地調査無料月1回から

プロアクアリストたちの意見をもとにアライグマからビオトープを守る対策を解説

布で水槽のガラス面を拭き掃除するスタッフの手元
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

野生のアライグマが生息範囲を広げ、住宅街や街中でも庭先のものを荒らされる被害が増加しています。
ビオトープで飼育する生き物が被害にあわないよう、事前に対策をしましょう。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、アライグマからビオトープを守る対策を解説します。

アライグマの生態

アライグマの顔と特徴的な黒い模様
アライグマは元々は北米あたりに生息していた外来種です。日本では、可愛らしい見た目が一時期ブームとなり、鑑賞用として輸入された個体が野生化して現在に至ります。

夜行性で単独行動が基本ですが、繁殖期や子育て中は複数匹でまとまってい行動していたり、餌が豊富な場所では複数匹が集まって餌を共有していたりなど、賢く臨機応変に立ち回る姿が見られます。

庭のビオトープはアライグマの餌場!

農作物から動物まで何でもよく食べるアライグマは、庭先のビオトープに現れて水中の生き物を捕食することがあります。

水を怖がらないので、前足で水中を探って魚やカメを引きずりだすことも少なくありません。
その前足は人間の手のように器用でパワーもあるため、ちょっとしたフタや重石は簡単にどかしてしまいますし、少し複雑な仕掛けでも解いてしまいます。一般的な害獣用の対策では効果が期待できない可能性がある点が非常に厄介です。

また木登りも得意で、塀や物置、雨どいなどを伝って2階以上のベランダに侵入してくることも。高いところにある飼育容器でも油断せず、しっかり対策をしておきましょう。

さらにアライグマは学習能力が高く、一度餌を見つけた場所へ何度も戻ってくる傾向があります。フタのずれや周囲の足跡などに気づいたら、一度だけと油断せずに早めに飼育環境を見直してください

生き物別・アライグマによる被害の特徴

草むらに佇むアライグマの群れ
アライグマによるビオトープへの被害は、飼育している生き物の種類によって異なります
中の生き物が食べられてしまうだけでなく、飼育容器や周辺の環境が荒らされてしまう点にも注意が必要です。

前日まで泳いでいた魚の数が減っていて、死骸も残っていないときは、アライグマなどによる食害を疑ってください。ただし、猫や鳥などが持ち去るケースもあるため、足跡やフタのずれ、周囲の荒れ方も合わせて確認すると確実です。

金魚・メダカ:捕食されやすい

陶器の水鉢に泳ぐ金魚と浮草
屋外で飼育している金魚やメダカの場合、アライグマに捕まえられたり食べられてしまったりという被害が最も多くなります。
特に水深が浅いプラ舟や睡蓮鉢は、底まで前足が簡単に届いてしまうため、被害が拡大しやすいです。

水遊び感覚で捕食

アライグマはプラ舟や睡蓮鉢の縁に乗り、前足で水中を探りながら魚を捕まえます
その行動は単に餌を求めてというよりは、水をかき回す延長線で遊びで魚を捕まえるようなことも多いです。

特に自然界には存在しない真っ赤な金魚や改良メダカなどは、薄暗い水中でも目立つため被害に合いやすい傾向があり、水面近くで休んでいるときや、レイアウトが少ない・水深が浅いなどで逃げ場が少ない環境では対策が必須でしょう。

飼育環境の破壊

アライグマは、時間をかけて整えたビオトープの景観を壊してしまう点も要注意です。

前足で水中を探るときに、植えこんだ植物や底砂、鉢をかき回してレイアウトを崩してしまうことがありますし、力をかけた拍子に飼育容器が傾いたりひっくり返ったりすると、中にいた生き物が水切れや酸欠で全滅してしまう危険もあります。

朝起きたら手塩にかけて育てたビオトープがぐちゃぐちゃになっていた、そんな光景を目にしたときの飼育者の精神的な負担は想像を絶するものがあるでしょう。

カメ:甲羅ごと噛まれる

甲羅に緑の模様があるカメの姿
甲羅があって魚よりも丈夫そうなカメですが、パワフルなアライグマには敵いません。カメの飼育エリアに侵入されると、甲羅や手足をかまれて重いけがや命を落としてしまうケースがあるため、アライグマが出没する地域では対策を怠らないようにしましょう。

飼育容器から引きずり出される

魚よりも大きく重量があるカメでも、アライグマは器用に前足を使って持ち上げたり、飼育容器から引きずり出したりします。アライグマは見た目以上にパワーがあるので、大きめの個体でも油断できません

驚いたカメがシェルターの中に逃げ込んでも、アライグマの前足がカメに届けば怪我をさせられることがありますし、大きな飼育容器でも陸上や浮島に上がったタイミングを狙って攻撃を受けることも。

特に陸場が端にあるとアライグマの手が届いてしまいやすいので、配置を確認し飼育容器の淵から離すなどの対策を取りましょう。

強力なあごと爪の攻撃に注意!

アライグマの大きな武器が、鋭い爪と強靭なあごです。

その力は本当に強く、中型程度の大きさのカメならば露出している手足や頭部はもちろん、甲羅に引っ込んでいても甲羅ごと噛まれて傷つけられる恐れがあります。
噛まれたカメはそのまま捕食されてしまうこともありますし、生きていたとしても酷い外傷から体調を崩してしまう可能性も高いです。

アライグマによる被害を受けたときはカメを安全な場所に移したうえで、必要に応じて動物病院を受診してください。

また、もしアライグマにビオトープが襲われている現場に遭遇した場合、追い払おう接近すると人間が怪我をさせられてしまう危険があるため、恐怖を感じるときは無理せず、いなくなるのを待つことをおすすめします。

アライグマの食害を防ぐ3つの鉄則

網で覆われた水生植物と石の容器
アライグマからビオトープを守るには、飼育容器だけでなくその周囲まで含めて対策をして侵入を防ぎましょう。

ここでは、アライグマの食害を防ぐ3つの鉄則をご紹介します。

飼育容器には頑丈なフタを固定しよう

飼育容器に手を入れられてしまうのを防ぐには、頑丈なフタをして上部を完全に覆うのが一番です。カメ飼育の場合は、陸地部分も含めてしっかりフタで覆ってください。フタの素材は、アライグマに噛み切られにくいワイヤーネットバーベキュー用の網など、硬い金属製のものを選びましょう。

この時、ただフタを乗せただけでは簡単に持ち上げられてしまうので、網の一片を結束バンドや針金で固定し、反対側をカラビナなどで開閉できるようにしておけば、人間は開けられてアライグマには簡単に開けられない、調度よい強度になります。
もっと手軽に固定するならレンガやブロックを重石にするのが良いですが、この場合は、重石を複数個用意してを数か所に分散して置くのがおすすめです。
アライグマは見た目以上に力が強いため、簡単に持ち上げられない重さを意識してください。

最後に、どのタイプの場合も、飼育容器とフタの間に隙間があるとそこから前足を差し込まれてしまいます。数cmの隙間も油断できないので、可能な限りぴったりと密接するよう調整しましょう。

足場になるものを置かない

飼育容器の周辺に、アライグマの足場になるようなものがないか確認しましょう。

例えばプランターやブロックなどがあると、そこを足場に飼育容器に近づいて、水中に手を入れることがあります。
また、塀や棚、物置、室外機など、家に備え付けられている物も侵入経路になるため、このような物の近くに飼育容器を置かないことが大切です。

容器を台の上に設置する場合は、ある程度の高さがあり脚や側面につかまりにくい台が向いています。ただ高くするだけでは、近くの物を足場にして登られるため、台の周囲に十分な空間を確保することがポイントです。

また木の枝やフェンス、雨どいを伝ってベランダに侵入されるケースもあるようです。上階だから大丈夫だと思わず、登れる場所はないかアライグマの目線で確認すると、見落としていた侵入経路を見つけやすいでしょう。

センサーライトでアライグマを近づけない!

夜間に近づくアライグマを退けるのに効果的なのが、人感センサーライトや木酢液などの害獣忌避対策です。

人感センサーライトは生き物が近づくと点灯するため、アライグマを驚かせるのに最適。侵入経路や飼育容器の手前に設置しておくと、警戒して近づかなくなったり逃げて行ったりするようになります。

木酢液やハッカ油などの市販の害獣用忌避剤は、アライグマが嫌がる臭いを付けて近づけなくする便利なアイテムですが、雨や時間の経過で匂いが弱くなるため、定期的に塗布する必要があるでしょう。また、飼育容器に混入すると生き物に影響が出るため、少し離れたところで使用するのもポイントです。

ただし、いずれの方法も最初は高い効果を発揮しますが、賢いアライグマは繰り返し近づくうちに、嫌なことがあるだけで危害がないと学習し、忌避効果が薄くなってしまいます。定期的に照らす向きやアイテムを変えて変化をつけつつ、フタや足場の確認をしっかり行うなど、二重三重の対策をするのがおすすめです。

アライグマの駆除や捕獲、飼育は法律違反!!

アライグマが食べ物を掴む様子
アライグマは特定外来生物に指定されており、勝手に駆除したり捕獲・飼育したりすることは法律で固く禁じられています

これは、アライグマによる食害が出ている場合にも適応されるもので、もしビオトープが襲われたとしても、個人の判断で罠を仕掛けて無許可で捕獲することはできません
毒餌を撒いて駆除するのも、法律違反のリスクがあります

アライグマの駆除や捕獲には、鳥獣保護管理法や外来生物法に基づく防除の手続きなどが必要となるため、安易に実行しないよう注意してください。

アライグマの駆除をするには

アライグマによる被害が深刻で駆除を考えるときは、まずお住まいの自治体へ相談するのがおすすめです。自治体によっては、箱罠の貸し出しや委託業者による捕獲、専門業者の案内などを行っていることがあります。

この時、行政が対応する条件として、ビオトープへの実際の被害状況や侵入を証明するものが必要となることが多いので、足跡やふん、容器の破損などを写真に残しておき持参すると話がスムーズに進むでしょう。

自治体の対応を受けられないときは、必要な許可や手続きを行っている害獣駆除業者へ依頼してください。

まとめ:屋外飼育のアライグマ対策!金魚・メダカ・カメを食害から守る方法

草むらに潜むアライグマの顔
メダカやカメの屋外飼育におけるアライグマ対策をご紹介しました。

近年は都市部でも野生化したアライグマが問題になっており、庭やベランダで飼育している金魚・メダカ・カメが襲われる被害も後を絶ちません。
賢いアライグマは、一度餌場として覚えた場所に繰り返し出現する傾向があるため、被害が出る前から対策をしておきましょう。

屋外の飼育容器を守るには金属製の頑丈な蓋を取り付けるのが一番です。少しの隙間からも手を入れられてしまうので、隙間なくしっかり固定しましょう。また、プランターや棚、室外機などの侵入の助けとなる足場がないかもよく確認してください。

アライグマを退けるにはセンサーライトや忌避剤が有効です。

アライグマは特定外来生物に指定されていて、許可のない捕獲や駆除、飼育が禁じられています
もし本格的な駆除をお考えの際は、自己判断で対応するのではなく、自治体の担当窓口や専門業者へ相談することを徹底してください。

コメントする

コメント時の注意事前にご確認ください
  • 商品・製品に関するご質問はメーカーや販売店にお問い合わせください。
  • アクアリウムの管理、熱帯魚に関するお電話でのご質問は承っておりません。
  • 魚の病気・トラブルに関するご質問は、飼育環境ごとに対策が異なるため、正確にお答えすることはできません。
  • 1つのご相談内容につき、1回のご返信とさせていただきます。
  • コメントへの回答はお時間をいただく場合がございますので予めご了承ください。
  • 返信はコメントをご投稿いただいたページ上でさせていただきます。
  • ご入力いただいたメールアドレスは、サイト上に掲載されることはありません。
  • お名前はニックネームでも大丈夫です。サイト上に掲載されますので、ご希望のお名前をご入力ください。

執筆者 のべじ

幼少の頃より生き物が大好きです。身近な川魚から熱帯魚、両生・爬虫類までさまざまな生き物を飼育してきました。大学で海洋生物学を学び、水族館で働いた経験も併せて、アクアリウムが楽しくなるようなコラムを紹介していきます

facebook twitter instagram youtube tropica

お問い合わせ

サービスのお問い合わせ・見積依頼

水槽や機材、熱帯魚のレンタル・設置・メンテナンスがセットになった水槽レンタル・リースサービス お手持ちの水槽をプロのアクアリストがメンテナンスしてくれる水槽メンテナンスサービス 水槽リニューアルサービス水槽引っ越しサービスなど様々なサービスがございます。
お見積りは無料となっておりますのでお気軽にお問い合わせください。