水槽の底砂の捨て方!砂利・ソイル・サンゴ砂の廃棄と再利用についても紹介

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水槽をリセットしたり、レイアウトを変更したりしたときに、意外と困るのが底砂の処分方法です。
普段何気なく使っている砂利やソイル、サンゴ砂といった底砂ですが、いざ捨てるとなると「どのゴミに分類されるのか」「自治体に回収してもらえるのか」と迷う方が多いのではないでしょうか。
水を含んだ底砂は重量がある上に、魚のフンや餌の残りが付着していると悪臭が発生することも。適当にゴミに出すと袋が破れたり、自治体のルールに合わず回収されなかったりするため注意が必要です。
また、底砂の種類や自治体によって分別方法が異なることも覚えておきましょう。
今回は、砂利・ソイル・サンゴ砂といった底砂の種類別に、正しい捨て方を解説しています。
ゴミとして出せない場合の代替手段や、底砂を再利用するアイデアもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとに種類別底砂の捨て方を解説

このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
重さ、硬さのある底砂は、種類や自治体によって処分方法が異なります。またゴミに出す前に最低限の処理をしておくのもマナーでしょう。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、種類別底砂の捨て方を解説します。
水槽の底砂の多くは不燃ごみ!

使用済みの底砂は、不燃ゴミとして扱われるのが一般的です。
自治体に関わらず石を含むようなものは燃えないと判断されるため、軽い気持ちで燃えるゴミに出してしまわないよう注意しましょう。
さらに、自治体によっては不燃ごみでも処分ができない場合もあります。
石や砂、土に近い自然由来のものは清掃工場で燃やしたり細かく砕いたりする処理に向いておらず、通常の家庭ごみではなく”処理困難物”として特別な回収をお願いしなければならない可能性も高いです。
一度に出せる量に制限があったり、直接ゴミ処理場に持ち込みが必要だったりなど、細かいルールが決まっていることもあるため、処分する前にお住まいの自治体のホームページやごみ出しガイドを必ず確認しましょう。
「砂」「土」「砂利」がどの分類に該当するかを事前にチェックし、不安な場合は窓口や電話案内に問い合わせると確実です。
底砂の種類別!廃棄方法

底砂は種類によって使われている素材や加工法が異なるため、それぞれに適した捨て方をしなくてはいけません。
ここでは底砂を捨てるときの共通の下準備法と、種類ごとの廃棄方法をご紹介します。
底砂をゴミに出す前には必ず下準備をしよう!

種類に関わらず底砂を処分する前に、以下の下準備を必ず行いましょう。
- 水洗い・乾燥
- 袋の準備
- 小分けにして袋詰め
1.水洗い・乾燥
廃棄予定の底砂は、少し面倒でも水洗いをして乾燥まで済ませておくのがマナーです。
底砂には魚から出た有機物が付着しており、放っておくと腐敗して悪臭を放つことがありますし、濡れたままでは水漏れや重量が出て袋破れなどの原因になります。
水道水をためたバケツなどの容器に底砂を入れて、かき混ぜながらすすぎ洗いをすると、効率よく汚れを落とせるのでおすすめです。
洗い終わったら、新聞紙やブルーシートの上に広げ、天日干ししましょう。
2.袋の準備
底砂を捨てる袋は、自治体で指定がある場合はそちらを用意してください。
特に決まりがないときは、土のうやガーデニングで土を入れるための厚手の袋や、普通のゴミ袋ならば二重にして丈夫にするのがおすすめです。
砂や砂利は粒の角が尖っているため、薄い袋ではすぐに破れてしまいます。もし袋が破れて砂利が散乱すると、自分だけでなく近所の方やごみ回収の業者の方にも迷惑が掛かってしまいますので、破れないよう十分な対策を徹底しましょう。
3.小分けにして袋詰め
砂利は見た目以上に重くなります。「片手で無理なく持ち上げられる重さ」を目安に、複数の袋に小分けにして出しましょう。
重すぎると回収してもらえないケースもあるため、小分けは必須の対策です。
砂利(大磯砂など)の捨て方:不燃ごみ、不用品回収・引き取りなど
大磯砂やご敷砂利などの石を主な材料とする底砂は、一般的なゴミ回収では不燃ごみに分類されることがほとんどです。
ただ、自然由来の石や砂利を通常回収の対象外としている自治体も多いため、この場合は不用品回収業者に回収を依頼することになります。まれに造園業やアクアリウムの専門店がリサイクル目的で引き取ってくれる場合があるため、そちらを当たってみるのも方法です。
また、回収可能な自治体でも、一回に出せる量に制限があったり、自分でゴミ処理場まで運ぶ必要があったりなど、条件が設けられていることがあるため、ルールを確認してから正しく処分しましょう。
ソイルの捨て方:燃えるごみ、不燃ごみ、不用品回収
土を高温で焼き固めて作られるソイルは、自治体ごとに扱いが異なります。
特殊な処理がされた土壌改良材として燃えるごみに分類されるケースがある一方、砂利などと同じく不燃ごみとして扱われる地域もあるため、処分前に廃棄方法をよく確認しましょう。
自治体のゴミ出しルールに「園芸用の土」の項目があれば、それに準じて処分すれば問題ないですが、念のため担当窓口に確認しておくと安心です。
家庭ごみとして回収できない場合は、不用品回収業者などに処分を依頼してください。
サンゴ砂・セラミックサンドの捨て方:不燃ごみ
海水魚やアフリカンシクリッドの飼育で使われるサンゴ砂と、人工的に作られたセラミックサンドは、不燃ごみとして処分することが多いです。
サンゴ砂は貝殻やサンゴの骨格を砕いたもの、セラミックサンドは陶器に近い性質で、どちらも燃える素材ではないため、燃えるごみに出すのはやめましょう。
ただし、こちらも自治体ごとに分別ルールが異なるので、事前に確認するとよいです。
特にセラミックサンドは、仮に陶器類で分別しても作業員に認識されず回収してもらえないケースもあります。収集所への出し方も含めて相談すると安心です。
ゴミで出せないときは不用品回収をお願いしよう!

先ほども軽く触れた通り、ソイルや砂利を家庭不燃ごみで回収していない自治体も多いです。
底砂をゴミとして出せない場合に考えられる処理法は、主に以下の2択となります。
- 不用品回収業者に回収してもらう
- 造園業や園芸店、アクアリウムショップなどの専門店に引き取ってもらう
一番確実なのは、お金を払って不用品回収業者に処分を依頼することです。
処分にかかる費用は業者によって異なるため、何か所かに問い合わせて見積もりを取ったうえで、信頼できるところに依頼しましょう。
また、数は少ないですが造園業や園芸店、アクアリウム専門店などで不要になった砂利やソイルを引き取ってくれることがあります。
お近くに店舗がある場合は、相談してみるのがおすすめです。
自然や公共の場への投棄はNG!
底砂の処分方法に困ったとしても、自然の河川や公共施設に撒いてくるといった行為は絶対にやめてください。
いくら自然にもある石だとしても不法投棄とみなされて、懲役や罰金を科される可能性があります。
また、一度水槽に入れた砂利には野生にはいない菌や成分が付着している可能性があり、生態系を破壊する行為になりかねない点も要注意です。
底砂も飼育生体と同じく、最後まで責任をもって正しく処分しましょう。
捨てるだけじゃない!底砂の再利用方法と注意点

底砂の種類や状態によっては、アクアリウム以外の場で再利用できる可能性があります。不要になった砂利もうまく活用できれば、廃棄するよりもずっとエコです。
ここでは、底砂を再利用するアイデアをご紹介します。
ソイルは園芸用の土に混ぜられる
アクアリウム用のソイルは、観葉植物や家庭菜園の土に混ぜて再利用可能です。
ソイルはもともと土を加工して作られた底砂で、製品によっては水草の育成を助ける栄養分を含んでいます。まだ粒の形が残っている比較的きれいなものならば、陸上植物にも良い効果がある土として活用できるでしょう。
ただし、粒が完全に崩れて泥上になってしまったソイルについては、園芸用としても再利用できません。
つぶれたソイルは水はけが悪く植物の根腐れを引き起こす原因になるため、惜しまずに破棄するようにしましょう。
また、状態の良いソイルでもそれだけで育てるのではなく、他の種類の土や古い土を再生させるリサイクル材などを混ぜ込みながら、バランスを調整すると植物がうまく育ちやすくなります。
植物の種類によっては相性悪いこともあるため、様子を見ながら使うのがポイントです。
砂利は庭の水はけ改善や防犯砂利に利用可能
大磯砂などの砂利は、よく洗って乾燥させればご自宅の庭まわりで再利用できます。
例えば、雨のあとにぬかるみやすい場所に敷くと、足元の水はけ改善に効果的です。土がむき出しになっている場所に薄く広げるだけでも、泥はねを軽減できます。
防草シートの上に砂利を敷く使い方もおすすめ。砂利だけで雑草を完全に防ぐのは難しいですが、防草シートと組み合わせれば草が生えにくくなり、庭の管理がしやすくなるでしょう。砂利を敷くことで景観が良くなるのも嬉しいです。
さらに、家周囲の部外者が侵入しそうな場所に敷いて、簡易的な防犯砂利にする方法もあります。音の大きさは専用の防犯砂利には劣りますが、人が通ったことに気づきやすくなるだけでもメリットです。
いずれにしても、再利用する前には、汚れをしっかり落としておきましょう。
魚のフンやエサの残りが付いたままだと、庭に広げたあとににおいが出たり虫が湧いたりする原因になります。
まとめ:水槽の底砂の捨て方!砂利・ソイル・サンゴ砂の廃棄と再利用についても紹介

不要になった水槽用底砂の捨て方、処分方法について解説しました。
石や土が主な原料である底砂をゴミとして処分するならば、不燃ごみに該当しますが、自治体のルールによっては家庭ごみとして回収してもらえないケースも少なくありません。
この場合は不用品回収業者に処分を依頼するか、園芸店やアクアリウムショップなどの専門店で引き取ってくれるところを探してみてください。
底砂の状態によってはご家庭のお庭や園芸で再利用することも可能です。
また、底砂を処分する前には、よく水洗いをして天日で乾燥させましょう。袋が破れないように工夫し、小分けにしておくことも大切です。
アクアリウムを続けていると、交換した底砂を廃棄するタイミングは必ず訪れます。
事前に処分に関するルールを把握しておくと、いざというときにスムーズです。
ほかにもさまざまなコラムがありますので、ぜひそちらもご覧ください。


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