熱帯魚以外で!初心者におすすめなアクアリウム生体8選!選ぶポイントも紹介

投稿日:2026.05.17|
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アクアリウムといえば、ネオンテトラやグッピーなどのカラフルな熱帯魚を飼育するのが定番です。誰もが憧れる幻想的な水景ですが、一方で熱帯魚は水温や水質の管理が難しく、なかなかアクアリウムに挑戦できないという方も多いのではないでしょうか。
確かにアクアリウムと言えば熱帯魚というイメージがありますが、実はアクアリウムとは非常に表現の幅が広いジャンルで、金魚やメダカなど身近で飼育が簡単な生き物でも、立派なレイアウト水槽に仕立てることが可能です。レイアウトを工夫して水槽内に陸地を作れば、カメやイモリなどの両生類を取り入れることもできます。
今回のコラムでは、熱帯魚以外で初心者におすすめなアクアリウム生体を8種類ご紹介します。
選ぶときに確認したいポイントや飼育のコツも解説しますので、これから水槽飼育を始めたい方はぜひ参考にしてください。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとに初心者向け!熱帯魚以外の水棲生物8選を解説

このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
水槽では熱帯魚だけでなく観賞魚や底物、両生類など様々な生体を飼育できます。少し変わった生き物たちは、砂に潜ったり餌を探して歩き回ったりなど、非常に個性豊かな行動で見る人を楽しませてくれるでしょう。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、初心者向け!熱帯魚以外の水棲生物8選を解説します。
熱帯魚以外で!初心者におすすめなアクアリウム生体8選

熱帯魚以外にも、水槽で飼育できる魅力的な生体は数多く存在します。
品種ごとに違った魅力を感じやすいメダカや金魚、ちょろちょろと動く姿が楽しいイモリなど、どの種も熱帯魚とはまた違った飼育を楽しめる生き物ばかりです。
ここでは初心者でも飼育しやすい8種類をご紹介しますので、ぜひ生体探しの参考にしてみてください。
アカハライモリ
アカハライモリは、全国各地に分布する日本固有の両生類です。一見すると黒っぽいシンプルな体色ですが、名前の通りお腹側に入る赤やオレンジ色の模様が正面から見たときに良いアクセントになります。
水棲の傾向が強いため、流木や岩を配置した水槽に浅めに水を張り、レイアウトの一部が水面に露出するように調整してあげれば、30~45cmほどのコンパクトな水槽で終生飼育が可能です。
寒さにも強いため、特別な保温設備なしで飼育を始めやすく、初めて両生類を飼う方でも管理しやすいでしょう。
水中でプカプカ浮かんだり、陸地で休んだりする姿はとても可愛らしいです。ただし、個体同士でかみ合うこともあるため、初めての場合は単独飼育から始めると安心できます。
また、アカハライモリは脱走が得意です。わずかなすき間から外に出てしまうこともあるため、水槽にはしっかりフタをしましょう。
シリケンイモリ
沖縄や奄美諸島に生息するシリケンイモリは、黒ベースの背中に入る金や赤の模様とお腹の赤色が特徴の両生類です。
先ほどのアカハライモリよりも陸地で過ごすことを好むため、どちらかと言えばしっかり陸地を作ったアクアテラリウムでの飼育が向いています。
底砂を盛り上げたり岩や流木を使って陸地を作るのが理想ですが、難しいときは、湿らせたキッチンペーパーと水浴び用の水皿を設置した水槽でも飼育ができるでしょう。
ただし、本来の性質を引き出すには、やはり陸地のある水槽作りに挑戦するのがおすすめです。
オカヤドカリ
オカヤドカリは、程よい湿気のある海岸の岩場や砂地に生息する陸生の甲殻類です。
水場はあまり必要とせず、サンゴ砂を敷いた30cmほどの小型水槽に貝殻が浸かるぐらいの水入れと流木や石を設置するだけで飼育できるため、省スペースで生き物を飼育してみたいという方にもぴったり。
レイアウトを立体的に組み合わせて少し高さを出せば、足場を上り下りする活発な動きも観察できるでしょう。暖かい場所を好むため、冬場はパネルヒーターなどを使ってしっかり保温をしてあげてください。
オカヤドカリは沖縄県や小笠原諸島など日本の一部の地域でも見かける生き物ですが、生息数の減少から国の天然記念物に指定されていいます。飼育する場合は必ずアクアリウム用に流通している個体を購入しましょう。
ミシシッピニオイガメ

ミシシッピニオイガメは、大人になっても甲長が10〜15cm程度の小型の水棲カメです。
大型化しづらいので60cm程度の水槽で終生飼育が可能。ほとんどを水中で過ごすことから、熱帯魚などと同じような感覚で飼育ができるのも、挑戦しやすいポイントです。
日光浴をあまり必要とせず個体によっては陸に上がらないこともありますが、流木や石、浮島などを使って最低限の足場は作ってあげましょう。
水底を歩いたり、水面から顔を出したりする姿はとても可愛らしいです。
メダカ
日本の小川や河川にも生息するメダカは、水温や水質の変化に強く、簡易的な設備で気軽に飼育ができる生き物の代表格です。
無加温の室内水槽はもちろん、屋外のビオトープや小さなボトルアクアリウムにも導入できるため、設置場所に合わせた様々な水槽スタイルを楽しめます。
近年は品種改良が進み、赤系、青系、ラメ入りなど、メダカとは思えないような鑑賞性を備えた品種が豊富です。水草と合わせれば見ごたえのある立派なアクアリウムに仕上がります。
金魚
日本人にとって最も身近な魚である金魚も、初心者向けの観賞魚として知られています。
中でも和金やコメットのような本来のフナに近い体型の金魚は特に丈夫で、簡易的なろ過フィルターがあれば誰でも気軽に飼育が楽しめるでしょう。
ただ、想像よりも大きく成長するため、長く飼育をするならば45~60cm以上の大きめの水槽を用意しておくのがおすすめです。
金魚は人に慣れやすく、飼育者を見かけるとガラス面に近づいてきたり、餌の時間を察知してアピールをしたりといった可愛らしい行動を見せてくれます。長く飼うほど表情や行動の違いが見えてくるため、愛着を持ちやすい魚です。
ヌマエビ
メダカや金魚水槽のお掃除生体として知られる、ミナミヌマエビやヤマトヌマエビなどの小型エビをメインにしたエビ水槽も人気です。
30cmほどの小型水槽やボトルでも飼育ができて、水草と合わせれば省スペースでも立派なインテリア水槽になります。
チェリーシュリンプなどのカラフルなヌマエビを入れれば、気分の上がるポップな印象を作りやすいです。
エビが小さなハサミを動かしながらツマツマと餌を食べる姿は、見ていて飽きません。飼い込むほど発見がある生体で、飼育を続けていくうちに意外な魅力に気づかされるでしょう。
ドジョウ
愛嬌のある独特の顔立ちが魅力のドジョウは、丈夫で初心者でも飼育しやすく、初めての方にもぴったりの底物生体です。
砂の中に潜る性質があるため、川砂のような細かい底砂を敷いて飼育をすると、砂から顔だけを出したりヒゲを動かしながら底を探ったりする自然な行動を観察できます。
ほかの生き物と混泳もしやすいですが底物という特性上、一緒に飼育する場合はドジョウまで餌が行き渡っているかを確認するのがポイントです。必要に応じて沈下性の餌を用意して、しっかり餌を食べさせましょう。
水槽で飼育する生き物を選ぶポイントとは

数ある水棲生物の中から飼育する生き物を選ぶときは、見た目の好みだけでなく飼育難易度や飼育環境を良く精査することが重要です。
ここでは、長くアクアリウムを楽しむため、生体を選ぶ前に確認しておきたい3つのポイントをご紹介します。
飼育に必要な水槽を設置するスペースはあるか

まず確認したいのが、その生き物を終生飼育するだけの飼育スペースを用意できるかというところです。
水棲生物は、生き物の種類によって必要な水槽のサイズが大きく異なります。
例えばメダカやエビであればテーブルに置けるような小さなボトルでも飼育できますが、大きく成長する金魚の場合は専用水槽台が必要な60cm以上の水槽が必要になるでしょう。
カメやイモリになると水槽内に水場と陸地を作らなければならず、より大きな水槽を用意しなければなりません。
また、飼育初めのサイズに合わせて環境を整えてしまうと、成長とともに手狭になり結局水槽を買い替える羽目になる可能性もあります。
このようなリスクを避けるためにも、事前に飼育予定の生体の最終サイズや必要な機材をしっかりと調べて、飼育スペースを確保し続けることができるのかを冷静に判断することが大切です。
飼育情報はあるか

飼育情報が調べやすいというのも大切なポイント。特に初心者の方の場合、困ったときにすぐにすぐに正しい情報へアクセスできるというのは非常に心強いです。
当然ながら飼育者が多いメジャーな生き物ほど、インターネットや飼育本などで情報が出回りやすく、珍しい生き物はベテランの方が手探りで飼育を続けているといった事例が多い傾向があります。
正しい情報が手に入りやすい、飼育ノウハウが確立している生き物ならば、病気や食欲不振などの予期せぬトラブルにも、情報を調べてすぐに対処できますが、マイナーな生き物ではそもそもの情報が出回っておらず、対応が後手に回ってしまうということも少なくありません。
珍しい生き物は個性的で魅力を感じやすいですが、独自の飼育に少しでも不安を感じるのならば、まずは基本的な飼い方等の情報を調べることができるかをチェックしてから、購入を検討することをおすすめします。
最後まで飼育できるか
生き物の飼育を始めたら、最後まで責任をもって飼育をするのが基本です。
最初は飼いやすいサイズ感で可愛らしく見えても、思った以上に大きくなったり、成長とともに姿形が大きく変化したりといったことは珍しくありません。また10年以上を生きる長寿な生き物だと、生活環境の変化で飼育が難しくなることもあるでしょう。
「かわいいから」という気持ちだけで迎え入れると、引っ越しや生活環境の変化があったときに困ってしまいます。彼らの寿命をしっかりと理解したうえで、飼いきれるかどうかをしっかり検討しましょう。
準備を丁寧に整えてから迎え入れることが、飼い主にとっても生き物にとっても幸せな関係に繋がります。
まとめ:熱帯魚以外で!初心者におすすめなアクアリウム生体8選!選ぶポイントも紹介

今回は熱帯魚以外で初心者におすすめなアクアリウム生体を8種類ご紹介しました。
アカハライモリやメダカのように保温設備なしで始められる種類から、オカヤドカリやカメなどの独特の飼育スタイルを楽しめる種類まで、それぞれに異なる魅力があります。
どの生体を選ぶ場合も、飼育スペース・情報量・寿命の3つのポイントを事前に確認しておくことが大切です。
「可愛い」という気持ちはもちろん大切ですが、長く一緒に暮らすためには、しっかりとした準備が欠かせません。
無理なく設置できる水槽を選び、飼育方法を事前に調べ、最後まで世話を続けられる種類を迎えることが、アクアリウムを楽しく続けるポイントです。
熱帯魚以外の生き物にも目を向けると、水槽飼育の楽しみ方はさらに広がるでしょう。
ぜひお気に入りの個体を見つけて、飼育を楽しんでください。
ほかにもさまざまなコラムがありますので、ぜひそちらもご覧ください。


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