アクアリウムコラム

海水水槽のエビはどの種類が良い?おすすめ海水エビ7選と導入ポイント

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飼育方法品種・種類海水

投稿日:2026.07.20

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海水水槽で見かけるエビたちはカラフルな体色とコミカルな動きで、アクアリウムを彩るマスコット的な存在です。
鑑賞性が高く、ペットのような感覚で飼育をしている方も多いのではないでしょうか。

そんな海水エビは、淡水エビと同じく餌の食べ残しやコケ、さらには海水魚の体表に付着する寄生虫や角質を食べてくれるクリーナーフィッシュとしても活躍してくれます。
水質や環境に敏感な生き物が多い海水水槽では、淡水以上に水槽内のバランスを保つことが重要なポイントです。エビ類を上手に取り入れて、安定したマリンアクアリウムを楽しみましょう

今回のコラムでは、海水水槽で陰ながら活躍してくれるおすすめのエビ7種と、導入の際のポイントを解説します。

プロアクアリストたちの意見をもとにおすすめの海水エビ7選を解説

木目調の水槽台の扉を開ける手と果物飾りの装飾
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

カラフルな海水エビは水槽をにぎやかにしてくれるのはもちろん、水槽内の汚れをきれいにしてくれるクリーナーフィッシュとしても活躍します。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、おすすめの海水エビ7選を解説します。

海水水槽におすすめのエビ7選

海水魚とエビが泳ぐサンゴ岩のある海水水槽内景
海水水槽のエビは、水槽内のお掃除やコケ・害虫の駆除、魚の体表に付いた寄生虫を食べてくれるなど、クリーナーフィッシュとして活躍する有用な存在です。
また、品種によってはハゼの仲間と一緒に巣穴を守る共生関係といった、水槽内でも自然そのままの魅力あふれる姿を見せてくれることでしょう。

ここでは、水槽飼育がしやすく流通量も多い、おすすめのエビ7種をご紹介します。

スカンクシュリンプ

(海水魚)エビ スカンクシュリンプ Sサイズ(1匹)

背中に入る白の一本線がスカンクの模様に似ていることからその名がついたスカンクシュリンプは、紅白の体色が美しいマリンアクアリウムでは定番の海水エビです。

体長は最大で7cm程度と小型で、昼間でも比較的活発に動き回る習性があるため、エビを飼育する楽しさを感じやすい種類でしょう。何でもよく食べ、人工飼料にもすぐに餌付いてくれるところも飼育がしやすいです。

また、魚の体表やエラに付着する寄生虫や古い角質を食べてくれるクリーナーシュリンプとしても活躍します。

オトヒメエビ

(海水魚)エビ オトヒメエビ(1匹) 北海道航空便要保温

長いハサミと鮮やかな赤と白のバンド模様が特徴的な、体長約5cmほどの海水エビです。
小型種ながらカラーリングとハサミが水槽内でよく目立ち、サイズ以上の存在感があります。

肉食性が強く、魚たちの体表に付着した寄生虫や害虫として忌み嫌われるウミケムシを食べて除去してくれるクリーナーシュリンプとしても知られていますが、積極的に捕食するわけではないため、お掃除生体としての活躍を求めるときは、害虫を食べるよううまく誘導してあげるのがコツです。

縄張り意識が非常に強く特に同種間では激しく争う傾向がある一方、オスメスで一度ペアになると一生を添い遂げる一途な一面も魅力の一つ。うまく環境にならすには、出来上がっているペアで導入するか単独での飼育がおすすめです。

ホワイトソックスシュリンプ

(海水魚)エビ 太平洋型 ホワイトソックスシュリンプ(1匹) 北海道航空便要保温

全身の鮮やかな赤色と、靴下をはいているような足先の白い模様が可愛らしいツートンカラーの海水エビです。

こちらもクリーナーシュリンプとなりえる性質を持ちますが、性格がやや臆病で水槽内で魚の体表を掃除する姿はあまり見られません。ライブロックの陰に隠れて過ごすことを好むため、魚と混泳している場合は隠れ場所を多く作ってあげると落ち着きやすいです。

とはいえ雑食性で餌付けがしやすく、魚の餌の食べ残しも処理してくれますし、何よりも丈夫で飼育しやすいため、初めて海水エビを飼育する方にもおすすめです。

キャメルシュリンプ

(海水魚)エビ キャメルシュリンプ(1匹)

体に入る複雑なライン模様と、名前の由来となったラクダ(キャメル)のような背中のコブがチャームポイントです。
体長6cmほどで性格も温和なので、他のエビと一緒に飼育したり同種をたくさん導入して群れで行動する様子を観察したりと、多彩な楽しみ方ができます。

雑食性で、水槽内に生えるコケやライブロックに紛れて侵入するカーリー(小型のイソギンチャクの仲間)を食べてくれるなどの活躍が期待できますが、一部のソフトコーラルを食害することがあるため、サンゴや海藻を管理する水槽では注意が必要です。

またお掃除生体として導入する場合も、コケやカーリーだけでは餌が不足してしまいがちなので、沈下性の餌も定期的に与えて健康を維持してあげてください。

ペパーミントシュリンプ


体長6cmほどの半透明の体に、赤のライン模様が入る繊細な印象の品種です。
主張が強めの体色が多い海水エビの中で、悪目立ちしない控えめなカラーリングが愛されており、様々な水槽に導入されています。

さらにペパーミントシュリンプは、積極的にカーリーを捕食してくれるとして、主にサンゴ飼育者の間で高い支持を受ける存在です。

強い刺胞毒を持つカーリーは放置しておくと爆発的に増殖し、サンゴを攻撃して痛めてしまいます
ペパーミントシュリンプを導入することで自然な形で駆除して、サンゴを守ることができるのです。

フシウデサンゴモエビ

(海水魚)エビ フシウデサンゴモエビ(1匹)

charm(チャーム)
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フシウデサンゴモエビは、周囲の環境に合わせて体色を変化させる保護色機能を持ったサンゴモエビの仲間です。

通常時は茶褐色に近い体色で、水槽内でも周りに合わせて擬態する上に夜行性で昼間は物陰に隠れてしまうため、やや地味な印象を受けますが、コケを取る能力はピカイチ
餌の残りやライブロックに付着する糸状藻類、茶ゴケなどを食べてきれいにしてくれます。

温和な性格で飼育がしやすく複数匹での混泳も可能なので、複数匹をまとめて導入してお掃除生体として活躍してもらうのがおすすめです。

ニシキテッポウエビ

(海水魚)エビ ニシキテッポウエビ(1匹) 北海道航空便要保温

白ベースの体に赤~茶褐色の斑点模様が入る、見ごたえ抜群のテッポウエビの仲間です。
ギンガハゼやニチリンダテハゼなど、中型の共生ハゼと一緒に暮らす特徴的な習性を持つことで知られています。

この共生関係は、視力の弱いエビが巣穴を掘り危険察知能力が高いハゼが周囲を見張るという、互いの強みを活かした助け合いです。
もちろん水槽内での共生も可能で、海でみられる異種間の知恵を身近で観察できる貴重な機会となるでしょう。

共生させるときはエビが巣穴を掘りやすいように、大小粒の大きさが異なるサンゴ砂を混ぜて敷いてあげるのがおすすめです。

海水エビを水槽で飼育するポイント

白地に赤縞模様のハゼとエビの共生
海水水槽にエビを導入するときは、飼育する品種の特徴や飼育の目的を明確にしておくことが大切です。

ここでは、海水エビを購入する前に確認しておきたい3つのポイントをご紹介します。

性質に合わせて導入数を決めよう

海水エビは種類によって性質が異なるため、それぞれの特徴を把握した上で導入数を決定し、飼育をスタートすることが大切です。

例えば、ニシキテッポウエビは縄張り意識が非常に強く、1つの水槽で同種を複数匹飼育すると最後の1匹になるまで喧嘩をしてしまいます
一方、フシウデサンゴモエビキャメルシュリンプ群れで飼育することで、クリーナーフィッシュとしての能力を存分に発揮してくれますし、オトヒメエビなどは気の合うペアで飼育したほうが落ち着きやすいでしょう。

とはいえ、多くのエビは基本的には単独でも問題ないため、導入数に迷ったときは一匹から飼育を始めることをおすすめします

飼育生体との相性を確認する

白い斑点模様の赤いエビ2匹とサンゴ
すでに海水魚やサンゴを飼育している場合は、先住の生体との相性もよく確認してください。

特に注意が必要なのが、好んでエビを捕食する肉食性の強い魚(フグ・ベラ・ゴンベ・カサゴの仲間など)や、一部のソフトコーラルです。
肉食性の魚と混泳させると小さな海水エビはあっという間に食べられてしまいますし、エビの種類によってはソフトコーラルを食害してしまうリスクがあります。

お互いの安全を守るためにも、相性の確認は必ずいましょう

水槽のお悩みに合わせたエビを選定する

海水エビの導入を検討するとき、多くの場合は単なる鑑賞目的だけでなく、コケ取りや寄生虫の駆除など何かしらの役割を求められていると思います。

しかし当然ながらすべてのエビが同じ特性を持っているわけではないため、見た目や雰囲気で選んでしまうと思ったような効果が得られず持て余してしまうことになりかねません。
海水エビの選定は、水槽の状態とエビの特性を考慮しながら、慎重にマッチングさせることが重要です。

例えば、「魚の病気予防ならスカンクシュリンプ」「カーリー対策ならペパーミントシュリンプ」「底砂をきれいにしたいならキャメルシュリンプ」など、水槽にあったエビを選択することで、水槽の管理がよりスムーズになるでしょう。

まとめ:海水水槽のエビはどの種類が良い?おすすめ海水エビ7選と導入ポイント

サンゴ礁の岩に立つエビの姿
マリンアクアリウムに導入される海水エビは、鮮やかな体色とユニークな動きで水槽を賑やかにしてくれる、マスコット的な存在です。

また鑑賞面のみならず、その性質を生かしてコケ取りや寄生虫退治、混泳魚の健康管理など、クリーナフィッシュとしての様々な役割を担う有用な存在としても活躍することでしょう。
さらにエビとハゼとの共生関係など、独特の暮らしを水槽内で観察できるといった点も大きな魅力です。

今回のコラムでは比較的流通量が多く、飼育しやすいエビを7種類厳選しました。それぞれ性質が異なりますので、導入の目的に合わせてピッタリのエビを選んでみてください
美しく勤勉に働く海水エビは、きっと水槽でも一際目を引く存在になってくれるはずです。

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執筆者 Hara.kazu

子どもの頃から魚や昆虫を飼育し、アクアリウム歴は約30年になります。
グッピーやプラティ、ネオンテトラなどの入門魚飼育から始まり、シクリッドのブリーディングなどを経て、最近ではアクアテラリウムのレイアウトを楽しんでいます。

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